ステンレス溶接に欠かせないTIG溶接とは?
ステンレス加工を行い建築資材や日用品、調理器具などを作っている名阪ステンレス工業です。
ステンレス素材を溶接する時に行う方法がTIG溶接です。
TIG溶接とは不活性ガスを使った溶接方法です。
溶接部分に不活性ガスを吹き付けて資材同士をくっつけていきます。
不活性ガスはアルゴンガスやヘリウムガスなど。
こういった不活性ガス全般をシールドガスと呼びます。
TIG溶接はステンレスをはじめとした鉄やアルミなど金属製品を溶接するのに向いています。
溶接を行った後に必ずバフ仕上げや酸洗いをして表面に光沢を出し、綺麗な状態で製品化していきます。
TIG溶接は熟練の技術が必要で資格も存在します。
資格を所有している方しか業務を任せられないというわけではないのですが、業務用製品を作る場合はこういった資格取得した熟練者が対応するケースが多いです。
TIG溶接を行うときは融点が3400度にまで達するので、手作業で行うことはまずありません。
最近はTIG溶接が可能な機械を使ってデータ入力し、コントロールしながら作業していきます。
溶化棒を結合部分に当てながら溶接を行います。
TIG溶接なら、母材そのものの溶融状態を観察しながら作業できるので、溶接ミスが少ないです。